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フィギュアスケートにバックフリップは必要か

先日行われた世界フィギュア2024 男子シングルFSで、🇫🇷のアダム選手が、禁止になっている〝バックフリップ〟を演技の中に組み込んで、−2点の減点をされた件…

振付師でもある、ブノワ・リショーコーチのインタビューの中で、バックフリップについて次のように語っています。

『…新しい要素を取り入れる必要がある。スケーターに少しの自由を与える必要がある。新しいものを生み出すためのより多くのスペースを彼らに与えるためです。…』

📷日刊スポーツ

バックフリップを行うことで、確かに観客が湧いて盛り上がったのも事実ですよね😅

ただ、この技がルールに盛り込まれていない以上、競技としてのプログラムの中に組み込むのは、いただけません🙅‍♀️

万が一着氷に失敗して、大怪我を負うリスクがあるだけではなく、着氷の際にできる傷(穴)は、ジャンプの際に出来た穴の比じゃないということなんですよ😓

この穴に、次の選手が引っかかってしまうかもしれないわけで、1選手の少しの自由が、他の選手に及ぼす影響を考えると、かなりのリスクになりかねないと思われますよね🤔

そんな中、このバックフリップがフィギュアの要素の一つになるかも?という情報が出ているようで…

もう、ISUは、少しでも集客を取り戻すためなら、やりたい放題ということなのかしらね😓

もし、要素の一つにでもなったら、6分間練習でバックフリップをするなんてことになりかねないわけで、そうじゃなくても、リンク内に6選手がひしめき合っている中で、どう見たって危ない上に、本番前から、リンクが穴だらに…なんてことになる可能性もあるわけで…

そんな中で、まともな演技が出来るとも思えないんですけど😱

なんでもないステップで躓く…とか、今までなら稀なケースなはずの転倒が起こる確率は確かに高くなってしまうでしょうね😰

そもそも、フィギュアスケートという芸術性が求められる競技に、アクロバット的な要素は必要なのかということ🤔

それよりも、もっと、今ある要素を美しく見せつつ、演技全体としての完成度に重きを置いた方が良いと思うんだけど…

なぜ、フィギュアスケートが衰退してしまったのかという根本的な理由が、まず、各要素に対しての不透明な採点にあると思うのよ🤫

高難度ジャンプを何本も跳べば、たとえ前後がスカスカでも、ましてや、エッジがめちゃくちゃでも高得点が与えられるし、1つの纏まった演技というより、各要素の寄せ集め的な感じがするから、見ていて、惹きつけるものが無いのよね😮‍💨

だからこそ、単体としてのバックフリップは、確かに目を惹くかもしれないけれど、じゃあ演技全体はどうだったの?ってなった時に、記憶に残っているのがバックフリップだけ…なんてことにりかねないわけで😅

その昔の、

キャンデロロの『ダルタニアン』や、プルシェンコの『ニジンスキーに捧ぐ』や、ヤグティンの『冬』のように、個性的なステップで魅せるプログラムだったり、

羽生選手のように、演技を、〝劇場〟にしてしまうくらい、正しい技術の上に成り立つ芸術作品として魅せるプログラムたちだったり、

📷スポニチより

かつては、選手1人1人が、いい意味で個性的でした😌

だから、今でもその曲を聴くと〝あの選手のあの演技〟っていうくらい印象に残っているわけで…

今は、演じるというより、曲がBGMとして流れている中を、要素をこなしているだけに見えてしまうのよね😞

演技として一つの作品になっていないというか…

そんな中、🇺🇸のジェイソン・ブラウン選手は、救いだと思うのよ👍

高難度ジャンプこそないけれど、全ての要素が曲に溶け込んで、所作が美しくて、男子スケーターでも、こんなに美しい演技が出来るのかって…✨

各選手が、それぞれの個性を活かしながら競い合い、その演技がPCSの点数に相応しい演技なのかということが不透明なうちは、昔のように観客が戻ることはないような気がしますね😔

まずISUは、危険な技を取り入れるよりも、そもそもの採点方法に矛盾があることに、早く気づくべきなんですけどね😇

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