いろいろと物議を醸したパリオリンピックが終わり、改めて、審判の在り方について、興味深い記事がありました。
AERA最新号の中に、
“『誤審』の背景にスポーツの高度化”
という記事です。
その中で、体操に用いられているAIによる採点支援システムなるものが、ジャッジの主観による誤審、又は、故意による点数操作を防ぐのに、威力を発揮しているようですね😉
演技している選手にレーザーを照射し、関節の動きを中心に測定してAIが動作を3D化する。それをデータベースと照合して瞬時に技を識別し、Eスコアと呼ばれる出来栄え点の要素も判定する。
人間の審判のチェックを経て得点となるが、「自動採点」とも形容されるシステムだ。
体操がこの判定システムを用いたことは、審判の主観に頼っていた採点競技にとって、技の正確性を見極めるのに、一歩も二歩も前進した形になりました。
では、同じ採点競技であるフィギュアスケートの現状は?
この、“演技している選手にレーザーを照射する”ってところに、
『なるほど!そういう手があったのか❗️』
となりましたが、フィギュアスケートにこの方法が使えるのかどうか?なんですよね🤔
体操では、鉄棒・つり輪・鞍馬は、一定の場所で演技するのに対して、跳馬・床は、移動を伴う演技ですよね🤸
その移動を伴う中で、あの複雑な回転や測定や着地があり、それらにもレーザーを照射して判定しているってことだと思われます🙄
だとしたら、
フィギュアスケートでは、決まった回転軸のジャンプと、一定の場所でのスピンが主な技になる訳なので、このレーザーによる照射による判定システムだ使えるんじゃないか?
と、思うのですが…😒
確かに、体操とフィギュアスケートでは、フィールドの広さは違いますけど、常にカメラで選手の動きを追っていく中で、ジャンプに至っては、せいぜい高さ50〜70cm、幅2〜3mを、スピンはその場でですから、レーザー照射が全く追い付かないほどではないような?
カメラでさえ、連写でこのような分析ができますしね📷
これらの技は、体操の、あの複雑な回転や捻り技に比べたら、単純といっても良いですしね😏
なのに、こういう他競技の、審判の公平性を開拓する動きを参考にすることなく、何十年も変わらない、目視による採点方法に固執するフィギュアスケートって、いったい…
まぁ、フィギュアスケートは、技だけで点数が決まる競技ではないですけど、技の正確性も見極め、表現の良し悪しも見極めるなんて、わずか数分の演技の中では、不可能に近いわけですよ😞
あくまで、技術判定はAIに、演技構成はジャッジに、と分ければ、誤審や故意の判定操作は無くなると思うのだけれど…
フィギュアスケート界が、どうしても、こういう最先端の採点システムを導入したがらないのは、もし、正確に技を判定されたら、エラーばかり増えて、今まで作り上げた、国同士の暗黙の了解的な忖度採点が崩壊するからなんだろうなぁ😑
でも逆に、こういう方法を導入することで、技の正確性がきちんと浸透するようになるわけで、長い目で見れば、その競技の存続と活性化に繋がると思うんだけどね🙄
体操の内村航平選手が、AI採点システム導入後も高得点を取り続けられたのも、正しく美しい技術を身につけてきたからなんだよね👍
それを見て、目標にしてきた後輩たちが、確実に育っている体操界の未来と、正しい技術と類い稀なる表現力を持った選手を疎ましく思い、稚拙な技術と表現力しか待ち合わせていない選手に、ルールを改定してまで高得点を与えてきたフィギュア界の未来と、どちらの未来が明るいのかしら🫠
アーティスト:羽生結弦の進化(深化)が凄い😍見場が良すぎて…
AERA (アエラ)[本/雑誌] 2024年8月26日増大号 【表紙】 羽生結弦 (雑誌) / 朝日新聞出版 価格:650円 |
価格:4400円 |
価格:4400円 |